Day6 北海道へ上陸
Japan south to north Guinness Record Challenge
日本縦断ギネスレコードチャレンジ
青森までのスーパービッグライドによって、最大限リカバリーを果たした。しかし当初の計画にあったフェリーの乗車時刻から3本分ディレイし午前5時の便となった。
その分は当然レスト時間から差し引かれる。スタートを午前9時半とし、フェリーでは睡眠時間確保にあてて、泥のように眠りあっというまに函館港へ。
待ち焦がれた北海道へ5日で足を踏み入れた。北海道でのスケジュールはルート・走行時間ともに大幅な変更を余儀無くされる。当然のことながら記録の更新時間を伸ばすため。
北海道初日は距離260km、札幌への進路となった。スタート時間は9時だが床についたのは午前6時で十分に睡眠をとったとは言えない。 待ちに待ったかの地への感傷に浸っている間も無くスタートの準備へ。
前半のフラットな道ながらも荒れた路面に苦しむ高岡。交通量も多くペースが伸びない。 走り始めてすぐ雨脚も強くなり、さらに気温も低く、寒さに弱い高岡にとってはネガティブな状況になっていく。 次第に手のひらや肩の張りを訴える。荒れた路面でしっかりと体をマウントするために消耗も激しいようだ。 「まったく前に進まない」こうべを垂れて高岡は呟く。コンディションは最悪。これまでの日程よりも距離は短いことが唯一の救いだあった。
暖かい飲食で暖をとりながら、仮眠をとりながら前に進む。 タイヤの空気圧を下げるなどして対応したりと徐々にポイントをつかんでいく。
また、スタート時間が遅かったことから、距離が短いものの、タイトであることには変わりはない。 翌日のことを考えるとのんびりはしていられない。 フィニッシュ時間を設定し、走行スピードからレストの時間振りを決める。当然スピードが遅ければレストの時間は短くなっていく。
郊外へ向かうにつれ走りやすくはなるものの、以前気温は低いままだ。慢性的な疲労によって心拍は上がりにくく、筋肉は悲鳴を上げている。出力は無理のない180wを維持しながら走るが、愛車のスペシャライズド・ルーベは平地ならその出力でも40kmで巡航できるというから驚きだ。
札幌までの道は文字通り平坦ではない。標高は低いものの低地から登り始めるために、獲得標高はそれなりに積み重なっていく。今出せる力を振り絞り、坦々と上っていく。
冷たい雨は容赦無く降り注ぐ。今ルート最高標高地点の中山峠は、標高800m前後だったが芯まで冷える寒さだった。山頂に差し掛かるころには日没を迎えてしまったが、完全に冷え切る前に下り切ることができたのが今回のハイライトだろう。 雨上がりの札幌市内におりてきたのは20時を回っていた。
札幌市手稲区で治療室を営む中西康隆さんが、応援に駆けつけた。 氏はスキージャンプ競技の全日本メンバーや競輪選手もサポートしていて腕は確かです。
ていね駅南口治療室
札幌市手稲区手稲本町2条3丁目5番地5号2.3ビル1F
http://www.teine-eki-minamiguchi-chiryo.com/access/
翌日は札幌市からフィニッシュの宗谷岬まで一気に北上する。距離は340kmで、何事もなければ18時ころに到着するだろう。
これまでの走行ペースを保ちフィニッシュできれば6日と12時間ほどで宗谷岬にたどりつけるということになる。
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高岡からのお願いです。
ギネスレコードのガイドラインでは、高岡の前後5車身以内の縦走が禁止されています。
追走しながら応援していただく際は、少し離れて走行していただくよう、お願いいたします。
さとふる 令和2年7月豪雨 災害緊急支援寄付のお願い
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