Japan south to north Guinness Record Challenge 日本縦断ギネスレコードチャレンジ 7日目のチャレンジは札幌市から宗谷岬までの340kmを一気に駆け抜けるプランだ。
当初の予定では最終日を短い設定にして、日中にゴールする計画を立てていたので、ちょうど120kmのビハインドが追加された形となる。
フェリー乗車時間は3便遅らせることで10時間の遅れとなった。しかしこの時点で5時間遅れまで挽回したのは上出来だろう。
本日は300km以上の走行となるため、12時間以上が必要となる、日中に到着するためにはスタート時間を早めるほかない。
疲労困憊の最終日も午前4時にスタート。午前3時に起きることはもはや習慣となり、それほど苦ではないが。
早朝に起きることよりも慢性的な寝不足による脳の疲れを感じる。たとえば15分仮眠をとると見違えて体が軽くなる。根本を解決しなければ2時間ほどするとまた倦怠感に襲われるが。高岡もスタッフもそのような状況下で、最後のライドとすべく走り出す。
今日も風に助けられた。地元のサイクリストによれば「この時期は運が悪くなければ必ず追い風」。さらに大陸北部にある低気圧の影響でかなり強い追い風となった。
メーター読みで180wで軽く40km/h以上で数時間巡航できる環境ながら、2時間おきに20分ほどの仮眠を取るスタイルで進める。およそこれで50〜60km走れる。
「とにかく眠い」と訴える高岡。
仮眠することに抵抗感がない今では、小休止のたびにスタッフが用意した仮眠用のマットの上で20〜30分ほど休み、好きなものを食べて休息した。ここ数日は仮眠休息後に見違えるように速くなる。
序盤から中盤にかけて気温は高く高岡向き。スコールのような雨と急に晴れ間がのぞき強い日差しにさらされる。不安定な天気だ。自然隆起のダイナミックな地形と手付かずの植生の中に一本、アスファルトで固められた道を進む。
九州では太陽に炙られ、北陸・東北では雨になじられ、気まぐれのように追い風で後ろから煽られる。おこがましいが大地の掌の上で遊ばれているようだった。
留萌から宗谷岬までのメインルートとなる国道232号〜40号〜238号はこれまで走った中でも有数の豪快なコースといってもいい。穏やかな日に走れたらそれはご褒美だろう。今回のような強風と豪雨はまるで地獄のようだった。
アップダウンのほうが性に合っている高岡向きのコースで快調なペースで進む。
終盤残すところ55kmで集中的な豪雨に見舞われる。気温も下がりウインター用ともいえる装備を身にまとい走り始める。季節的には夏のはずだが、ここでも自然の脅威を目の当たりにした。
しかしペースを大幅に落とすことはなく、淡々とフィニッシュを目指す。宗谷岬までは上り基調になるが、ゆっくりと噛みしめるようにペダリングを続ける。
最終日は340kmをグロスで13時間22分というタイムでこの日のライドを終え、見事に大きなトラブルに遭遇することなく、6日13時間28分というタイムで日本縦断を終えた。これまでのギネス記録から30時間と9分記録を更新することになる。
あとは無事にギネスの申請が通ることを祈るのみだ。
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さとふる 令和2年7月豪雨 災害緊急支援寄付のお願い 豪雨災害に見舞われた地域の皆様の早期復興を願ってチャリティに賛同します。 こちらから寄付先自治体を選ぶことができます。 高岡のチャレンジを応援してくださる皆様におきましては募金活動へのご協力をお願いいたします。 https://www.satofull.jp/static/oenkifu/202007_kumamoto_kagoshima.php
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